2009年10月24日 (土)

第44回オープン勉強会報告

第44回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会兼合宿が平成21年10月17日(土)・18日(日)の二日間にわたりモリトピア愛知にて開催されました。勉強会は土曜日に28人、日曜日には21人、合宿には20人が参加されました。内容は高知医療学院の鶴埜益巳先生より、土曜日に 「サントルソ認知神経リハビリテーションセンターにおける臨床の構造―観察から訓練の組織化までの知識の整理―」、日曜日に「サントルト認知神経リハビリテーションセンターにおける臨床の実践―訓練と観察の循環を考慮した実技練習―」を行ないました。また夜には、お酒を飲みながら色々な話が夜遅くまで盛り上がっておりました。

岡崎南病院 理学療法士 佐藤郁江

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第44回オープン勉強会に参加し、鶴埜先生の講義・実技演習を受けました。1日目は、イタリアでの実践と症例を紹介しながら、観察から訓練への流れにおいて重要なポイントを話されました。その中で、記録をとることの重要性を理解することができました。まだ認知運動療法を学び始めた私とっては、どのように適切な訓練を考えて、どのように段階的に進めていけばいいのかということは難しいですが、しっかりと記録をとり、評価・観察(外部・内部)を進めていくことで道筋が見えてくるということが分かりました。2日目のスポンジを使った体幹への訓練の演習では、スポンジの入れ方、外し方、言葉のかけ方などを実習を交えて話されました。多くの具体的なポイントがあり、それらをセラピストは頭の中で思考しながら訓練をしなければならないということは、現在の自分の力量からは途方もなく感じますが、1つ1つ意識しながら、患者さんとうまくコラボレーションしていけるような訓練を目指していきたいと思いました。緑あふれる自然の中でいい勉強をさせていただきました。ありがとうございました。

(文責:こんどうクリニック 理学療法士 渡邊竜彦)

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今回の勉強会は泊まりで参加したので、講義の後の食事会等にも参加する事ができ、講義だけでなく様々な話しを夜を明かして聞く事ができたので、とても有意義な時間をすごす事ができました。私は臨床に出てあまり日にちが経っておらず、何から勉強してよいか悩んでいましたが、まずは基本を固める事が重要だという助言をいただく事ができ、今自分ができること、押さえておかなくてはいけない事を知る事ができました。

2日目の実技ではクッションを使用し、体幹に対してのアプローチの仕方を行ないました。道具を選択する際には、しっかりとその道具の特性を知らなければいけないということ、その道具の特性で患者さんに対して何を引き出すべきなのかという事をはっきりする事がとても重要だと分かりました。この実技を通して、特に印象深く残っていることは、言葉がけは簡単なようでとても難しいという事でした。一つ一つの言葉がけにセラピストの意図があり、理由がある。会話の中にそれを自然に出し、先を予想しながら会話をする必要があり、その言葉がけや内容も、患者さん一人一人に合わせて代えていく必要がある。セラピストは常に考えながら患者さんに接するべきだと実技を通してとても強く感じました。

臨床に出て、患者さんに接している限り、何らかの影響を患者さんに与えているので、言葉がけ一つ、行動一つに注意する必要があるということを今回の勉強会で改めて感じました。

1日目の講義、2日目の実技と泊まりを含めた2日間の勉強会を通して、学ぶべきものはまだまだあり、もっと勉強して少しずつでも自分の知識を増やしたいと改めて実感する事ができました。今回の勉強会で講義、実技の指導をしてくださった鶴埜先生、勉強会に出席し様々なお話を聞かせていただいた先生方、ありがとうございました。

(文責:岡崎南病院 作業療法士 伊東尚柄)

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2009年9月21日 (月)

第43回愛知県認知運動療法研究会オープン勉強会報告

第43回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会が平成21年9月5日(土)午後3時より国府病院にて開催され、24名の方が参加されました。内容は「症例検討」1例のみのとしました。症例は岡崎共立病院の遠藤彩香先生より「脳挫傷により痺れと高次脳機能障害を呈した症例」をご紹介いただきました。ディスカッションについては参加者の内マスター、アドバンスの受講者は同コース受講者とペアを組んでいただき、未受講者はマスター受講者ペアのところに加わって頂く様にして、2~3名のグループに分けておこないました。検討内容としては、9グループ中5グループに「痺れ」を中心に、4グループに「高次脳機能障害」を中心に訓練の構築について検討していただきました。その後、各グループに検討内容と立案された訓練を発表していただき、さらに各グループの発表内容を元に参加者全員でのディスカッションを行いました。また、今回初めて参加者へのアンケートを実施しました。そして最後はいつもの様に美味しいワインとイタ飯を楽しみながら、勉強会だけでは収まりきらなかったディスカッションの続きを存分にして、締めくくりました。(文責:岡崎共立病院 間島 大心)

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症例検討会に参加した感想としては、評価をしっかり行わなければならないということでした。評価をしっかり行うと言う事は、例えば患者さんのプロフィールを取っていく際に治療者がする質問一つ一つに「何が知りたいのか」「どうして知りたいのか」と言う意図を持たせることはもとより、「どんな時に」「どんな言語介助で」可変性を生むのか見ていくと言うことも、しっかりと評価していく事として重要だと思います。

これらの評価があって初めて目標を立てその目標のために、どんな要素を盛り込んだ訓練が必要なのか思案していく事に繋がるのだと思います。

自分自身も、現在デイケアと言う比較的時間の限られた中で治療まで組み立てていく事に多くの困難をかかえています。ただ、今回自分が参加して感じたように自分も人に伝え、意見を伺う際は評価を詳細に行い、相手に患者像を思い浮かばせることが出来るような観方をしていかなければならないと感じました。そのために患者さんの症状の変化を、どんな時に・どんな言語介助で変化したか・しなかったのかなどを記録するように心がけています。(文責:岡崎東病院 大見健輔)

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今回は遠藤先生の症例検討についてのディスカッションをさせて頂いた素直な思いとしては、これはこれから相当な勉強をしないと患者さんに対して本当の意味でアプローチ、と言えるようなアプローチは提供できないなと感じました。なによりも高次脳機能障害に対する知識が低く、理学療法士だから高次脳機能障害は詳しくなくても良い、とならないように今まで考えてきたつもりでしたがその認識もまだまだ低次なものであると痛感させられました。

ディスカッション自体は私自身分からない事が多い中でも大変に参考になる所が多く、しびれや高次脳機能に対する考え方とアプローチ方法など、皆様の充実した意見を傾聴できただけでも少しだけ前進できたように感じています。

症例検討会が終了した後の懇親会では、現在のサントルソの状況など実際にイタリアにおられた方の話を聞く機会がありました。そこでのお話の中での率直な感想としては、強い障害を伴った患者さん対してセラピストは一体どこまでの回復を求めるアプローチを提供できるのであろうかと思いました。このことに関しては臨床現場に出て半年程経過した今、考えることが大変に多くなってきています。しかしそれはこれから自分自身で学んでいくことであるとも思っています。

今回の勉強会で貴重な発表、対談ありがとうございました。
(文責:尾張温泉リハビリかにえ病院 理学療法士 細江拓也) 

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2009年8月 1日 (土)

第42回愛知県認知運動療法研究会オープン勉強会報告

第42回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会が平成21年7月18日(土)午後3時より国府病院にて開催されました。41名の方が参加され、内容は平成21年7月4,5日第10回日本認知運動療法研究会学術集会後に行われたスペシャルセミナーにおいてイタリア・サントルソ認知神経リハビリテーションセンターCalra Rizzello先生による「体幹機能障害に対する認知運動療法」の講義を岡崎共立病院の井内勲先生に伝達講習して頂き、尾張温泉リハビリかにえ病院の佐藤智哉先生に本年1月に行われた「症例報告」の6か月後の症例を提示して頂き、参加者をマスター、アドバンス、ベーシック・未受講混合チームとコース終了別に分け、訓練の構築についてディスカッション後、発表を行いました。また、各病院で作製した「手作りの道具」を持ちよりブースに分かれ、作製者が説明をしていきアイデアを持ち帰った。その後の食事会ではお酒を飲みながらディスカッションを行いました。(文責:尾張温泉リハビリかにえ病院 尾﨑正典)
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今回の勉強会では、はじめに岡崎共立病院の井内先生から体幹についての伝達講習をして頂きました。学術集会でのリゼロ先生のセミナーにも参加させて頂いたのですが、自分にとっては大変難しい内容でした。後で復習をしていても、何か漠然としていて整理できていませんでした。今回井内先生から要点を分かりやすく講義して頂き、自分のなかでも整理ができ、より理解を深めることができました。

佐藤先生の症例報告では、治療プログラムについてのディスカッションがありました。私は岡崎共立病院の遠藤先生とペアを組ませて頂きました。アドバンスコース修了という面では同じですが、知識や実践応用する力といったものに大きな差を感じました。「空間課題か接触課題か?」、「グローバルかセグメンタルか?」、「肢位は?」、「何段階で行う?」など遠藤先生は次々と思考が展開してゆき、その回転の速さに驚きました。またその後の各グループの発表を聴き、何が問題で、その原因は何で、どんなプログラムを行うかを明確に論理立てて説明して頂き、なるほどと思うばかりで、大変勉強になりました。いかに自分は普段の臨床を行き当たりばったりの思いつきでやっているか思い知らされました。観察・病態解釈・治療プログラムなどをもっと正確に、細かく、深く思考しなければと思いました。

自作道具の発表では、皆さん本当に工夫されていて、中には既存のキットでは不十分で、より患者さんのレベルに合わせた道具を自作されたりもしていました。必ずしも高いキットがあれば良いわけではなく、考え方やひらめき次第でキットよりも治療効果の精度が高い道具を作れるのだなと思いました。

今回も盛りだくさんの内容で、大変密度の濃い勉強会でした。臨床を行っていく上で、より考えを深めていかなければならないと思いました。大変良い刺激になり、学ぶことも多かったです。ありがとうございました。
(文責:尾張温泉リハビリかにえ病院 理学療法士 浜辺一成)

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第42回オープン勉強会に参加させて頂きました。

井内先生が発表してくださった体幹ついての伝達講義を聞き、体幹の役割の重要性を改めて感じました。

自身の知識不足によりまだまだ体幹について分からないことも多く、今回の講義内容にもあった緻密な空間情報の構築、左右の対称性などその奥深さを感じています。

その後の佐藤先生の症例報告を踏まえたディスカッションの場では実践的な治療について話し合うことが出来、とても貴重な体験となりました。

また、多くの先生方の発表を聞かせていただき、治療を構築するためにどんな視点や考えをもって望んでいるのか、どういった手段を用いるのか非常に参考になりました。

今回の勉強会で得た知識と経験を臨床に生かせるよう努力していきたいと思います。

発表してくださった井内先生、佐藤先生、尾崎先生や運営委員の皆様ありがとうございました。
(文責:岡崎共立病院 作業療法士 大西一宏)

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2009年6月21日 (日)

第41回オープン勉強会報告

第41回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会が平成21年6月6日(土)午後3時より国府病院にて開催されました。
「パラダイム変換」をテーマに41名が参加され、岡崎南病院、首藤康聡先生に『リハビリテーションのパラダイム変換』を、国府病院、小島彰子先生に『認知運動療法 ~入門編~』を講義して頂き、その後、参加者をグループ分けして質疑応答を踏まえた認知運動療法についてディスカッションをおこないました。今回は平成21年度初でしたので、初めて参加される人にも何を感じ取って頂ければ幸いかと心がけました。そしていつものように食事会でも、お酒を交わしながらディスカッションを行いました。

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臨床に出てまだ2か月あまりで、学校での講義や実習などでも認知運動療法に関して触れることはなかったのですが、これまで筋力増強理論やファシリテーション理論について学んでこなかった私にとって今回の勉強会はとても貴重なものでした。学習のことや認知運動療法の流れなどは私の未熟な知識ではなかなか難しい内容でしたが、今後さらに臨床経験を積んで認知理論に基づいた治療を行っていけるよう頑張っていきたいと感じました。パラダイムシフトの講演ではセラピストの資質とはどういうものなのか、自分を見つめなおすきっかけになりました。患者様と正面から向き合っていくためにしっかりとニードを捉えて、文脈に即した作業や役割を支援する作業療法実践をしていかなければならないと思います。この先の勉強会にもまた参加して、先生方から学んだことを臨床に生かしていけるように努力していきます。ありがとうございました。

(文責:誠和藤枝病院 作業療法士 磯野好章)

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今回の勉強会に参加させて頂いて感じたのは,認知運動療法は奥深く,これから相当な勉強が必要であるということ,そして今の自分では人間の機能を回復させるためには力不足だという事でした.

首藤先生の発表では「患者さんの限界を決めているのはセラピスト自身だ」という言葉が強く印象に残っています.今までは読んだ文献と未熟な知識から患者さんの限界を感じ,その姿は患者さんのhopeとかけ離れていたことに改めて気付きました.患者さんが何を求め,どう応えるのか,応えるために何が必要なのか常に考え続けるべきだと思いました.

小島先生の発表では認知運動療法の基礎的な内容を発表して頂きました.入門編とはいえ,認知運動療法の考え方や奥深さが伝わり,故に難しく感じた部分もありました.今回の発表で得た知識を自分のものとし,新たに生まれた疑問に答えを出して治療に活かしていくためにも日々努力を重ね,勉強していきたいと思います.

(文責:国府病院 理学療法士 清水宏治)

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2009年4月12日 (日)

第40回愛知県認知運動療法研究会オープン勉強会報告

第40回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会が平成21年3月28日(土)午後3時より国府病院にて開催されました。36名の方が参加され、内容は日本認知運動療法研究会主催第6回マスターコース簡易報告」および「第5回認知運動療法フォーラム」を行いました。その後の食事会では、フォーラムの質疑応答を兼ねてお酒を交わしながらディスカッションを行いました。

(文責:国府病院 理学療法士 鈴木智善)

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今回のオープン勉強会の内容としては、フォーラム、マスターコースの報告であり、マスターコースの報告の中に、運動イメージについての報告がありました.

私は、認知運動療法の勉強を機に、最も興味を抱いた一つが運動イメージでした.運動イメージに関しては未だ未開発の部分が多いとの事ですが、今回の報告に対して興味をそそられました.しかし同時に、今回、マスターコース(H21年)への直に参加して運動イメージについての講義を聴くことが出来なかった悔しさ、無念さが、当時(平成20年度)の記憶と共に津波の様に込み上げてきました.今回の報告を機に私自身、改めてマスターコースへの参加希望への強い意思があるのだと気づかされました.

今回のフォーラムは呉先生(OT)と佐藤先生(PT)の対談であり、テーマは道具に関してでした.私が特に印象的であったのは、フォーラムの議題(道具について)の合間に話された「対象者自身が、認知課題を行うことが、今後の動作に対して必要であることについて気づかせる」ということが印象的でした.方法などは具体的には提示されていませんでしたが、実際の臨床場面において、認知課題への受け入れが悪い対象者は多々見られ、私自身も実際に経験していました.今回のフォーラムにおいて具体的に取り上げられる事はありませんでしたが、私は認知課題に対しての受け入れはセラピスト側の説明のみではなく、対象者自身に課題の必要性を思考させ、課題の必要性・課題と動作の結びつきまで対象者自身に思考させる事が、治療及び導入に重要であると考えさせられました.フォーラムを通して、今までの認知課題への導入方法・思考性へと深く考えさせられる良い機会を得る事ができ、呉先生、佐藤先生、鈴木先生、小島先生そして運営委員の方々ありがとうございました.(文責:岡崎共立病院 玉腰哲士)

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2009年1月25日 (日)

第39回愛知県認知運動療法研究会オープン勉強会報告

第39回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会が平成21年1月17日(土)午後3時より国府病院にて開催されました。52名の方が参加され、内容は摂南総合病院 認知神経リハビリテーションセンター センター長の塚本芳久先生による「認知運動療法の基本-臨床実践を継続するためのポイント-」と尾張温泉リハビリかにえ病院 理学療法士 佐藤智哉先生による「症例報告」を行いました。その後の食事会では、第6回マスターコースの壮行会も兼ねてお酒を交わしながらディスカッションを行いました。
(文責:岡崎共立病院 作業療法士 林 節也)
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今回オープン勉強会で症例報告をすることが決まり前日までいろいろ準備してきました。僕の緊張は前日のたった1本の電話から始まりました。夜・・・ふいに電話が鳴り響きました。尾崎先生からの電話で、まず一言目が「明日症例報告1人になったから」と言われ「わかりました」と言いかけたときに僕の内言語は「なんでやねん!」とツッコミをした自分をイメージしていました。事情を聞いて塚本先生の話が2時間聞けるという嬉しさと共にその後のことを考えると自分の中では戦慄が走りました。そして勉強会当日、林先生には「ごめん。症例報告1人になったから。大丈夫、絶対緊張するから!」と励ましというよりも追い討ちを掛けられ、林先生なりの励ましと受け取りながら勉強会がスタートしました。

塚本先生のお話は認知運動療法の基本を押さえながら説明していただき大変勉強になり臨床につなげていけられるようにならないといけないと思いました。また、山田規畝子さんのお話や摂南総合病院のお話など興味深い話が聞けて良かったです。その中でも僕が一番印象深いのが「身体の表象化」でした。自分の中でイメージという言葉が外向的な視覚イメージばかりに捉われていたことに改めて感じ、もっと内向的な部分に目を向けて身体の表象化を理解してもらい、そこから運動イメージを理解してもらう必要がある。それを臨床で行わなければならないのにそれができていない自分がそこに居て、もっと患者様に目線に立ち、感じてもらうように臨床を進めていこうと思いました。話の中、ふいに臨床で自分が行えていないなぁと思っていた時…自分の症例報告の内容を思い出して「やばい!」と内言語が飛び交いました。塚本先生のお話の内容が臨床でできていないと痛感しているのに報告するのは…と終わり30分くらいから胃が痛くなってきました。自分の症例報告は内心ドキドキでしたがみんなからは緊張しているようにはあんまり感じなかったと言ってもらい良かったです。

懇親会では塚本先生・荻野先生や他の先生方からいろいろ指摘・指導をもらい自分の中ではかなりの「刺激」になり自分の観察の稚拙さを感じ、これからの臨床に少しでも生かせるようになろうと思いました。毎回オープン勉強会に出るだけで刺激になるのに今回はさらに刺激があり、かつ充実感でも満足感でもなく一つの勉強に対する決心がついたように思います。またこのような症例報告や発表という機会があればやりたいと思いました。そして、自分の今回の決心が無駄ではなかったと思えるようにこれからも邁進していきたいです。今回はこのような機会を与えてくださった林先生並びにETCAの先生方ありがとうごいざました。
(文責:佐藤智哉・理学療法士・尾張温泉リハビリかにえ病院)

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今回、自分は初めてETCAに参加させて頂きました。
始めに塚本芳久先生より「認知運動療法の基本」というテーマで講演して頂ました。これまで参加した勉強会は基本的に「二項関係」のハンドリングを中心とするものでしたが、認知運動療法は人の学習と教育の「三項関係」で行い、最接近領域で学ぶというものでした。学習の「基本」を教えて頂いたことは、自分に足りなかった部分に気づくことができ、リハビリテーションを行っていく上でとても大切になってくる部分だと感じました。

今日まで、なぜ正常動作に動かせないのかという疑問を感じるばかりで、アプローチに迷いがある状態でした。勉強会に参加し、「自分のリハビリはただの一方通行で、学習させるには課題が高すぎたのでは?」と考えることができました。今回考えたこと、知ったことをきっかけに勉強を深め、臨床につなげていくことで自分の疑問に対して考えを広げていけると思います。

また、佐藤先生の症例発表を聞く機会も頂きました。自分は認知運動療法について勉強を始めたばかりで、知らない事が多くある状態でしたが、具体的な評価の仕方から治療方法の提示があり、その後、各先生方からの活発な意見交換が行われていました。学習会の参加が始めての自分でも、学びが多く刺激的な時間となる内容でした。

懇親会へも参加させて頂ました。その際、ETCAの先生方に質問させて頂く機会があり、とても熱心・的確な指導に理解を深めることができました。とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。

今回、貴重な講演して下さった塚本先生、発表して下さった佐藤先生、ETCAの先生方ありがとうございました。
(文責:南医療生協かなめ病院 作業療法士 内藤光祐)

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2008年10月30日 (木)

第38回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会兼合宿報告

第38回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会兼合宿が平成20年10月18日(土)・19日(日)の二日間にわたり桑谷山荘にて開催され、勉強会には34人、合宿には20人が参加されました。内容は勉強会で2名の先生方に症例を提示していただき、症例検討を行いました。勉強会後の合宿ではお酒を飲み交わしながら夜遅くまで熱いディスカッションがいたるところで展開されていました。(文責:首藤康聡、岡崎南病院)第38回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)

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タイトル:『オープン勉強会兼合宿に参加させていただいて』

「やべ。ここじゃないわ…」
そのような、内言語から自分の勉強会は始まりました。
 
 国府病院で勉強会開催後、山荘で合宿。
何の根拠も無い自分の仮説は、「国府病院の自動ドアが開かない。」
その強烈な意識体験であっさり否定され、それは焦りとともに私の脳内を駆け巡り、
「開催場所がいつもと違います。ご注意ください。」と書かれた掲示板の記憶にたどり着くまでには、時間を必要としませんでした。
 先生方ご迷惑をおかけしました。

 さて、勉強会+合宿についてですが、
「刺激的!」このような想いが、常に自分の感覚としてあったと感じています。
 遠藤先生・嶋中先生の発表された症例についてはグループでお話を伺い、意見を聞いて下さる中で、自分の観方・考え方に広がりができていくのを実感していました。
 合宿については、様々なテーマを元にディスカッションが進められていくのを聞きながら、着眼点のユニークさや知識の深さに驚きながら「ほー」「なるほどー」など感嘆符のような言葉しか出てこなかったですが、とても楽しかったです。また、喫煙所、お風呂の中、夜景が素敵な見晴台。そういった場所で先生方と様々なお話ができたことは、代えがたい経験として、自分の中に留めることができました。

 認知運動療法と出会って、まだ日が浅い自分ですが、認知運動療法にであった事で確実に変わりゆく自分を目の当たりにしている所です。
 セラピストとしても、もちろん変わりました。脳科学の知見や、内部観察などを取りいれることによって、これだけ患者さまの事が違って見えるのだとはまったく驚きです。
 加えて、人間 吉元勇輝としても変化してきていると感じています。人との接し方1つ、旅行に行くこと1つをとっても、今まで車窓を流れる風景のように捉えてきた自分がいたことに気づきました。そして現在は、捉えよう、覗いてみよう、と少しでも考えながら経験できてきているのかなと感じています。
 
 また、次回参加できる勉強会で、自分はどんな考えができるのか今から楽しみです。
 ETCAの先生方本当にありがとうございました。

<文責:吉元勇輝・理学療法士・川島病院>

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第38回オープン勉強会に参加して

  第38回オープン勉強会では、症例のプロフィール・病態解釈の発表後、2人1組でディスカッションを行い、訓練内容を考えるという症例検討を行いました。
  遠藤先生の「左片麻痺を呈した症例」では、外部観察と内部観察のどちらも大切であると感じました。臨床では、患者さんがどのように感じているのだろうかと内部観察に偏ってしまいがちなところがあるので、外部観察あっての内部観察ということを実感しました。また、認知過程の知覚・注意・記憶に障害が出現している患者さんに対しての治療展開の難しさを感じました。最近接領域を考えた治療設定の大切さを学びました。
  嶋中先生の「大腿骨頚部骨折を呈した廃用症候群の症例」では治療介入の方法に悩みました。しかし、臨床ではどのような疾患を呈しているかに関わらず、廃用症候群の患者さんは多くみえます。そのような患者さんに認知運動療法を展開していくことは難しいと自分で一線を引いてしまっていたことに気づきました。認知運動療法は手技ではなく「人をみる」ということで、日常生活のどの場面でも考えられることだと実感しました。今、この患者さんはどのように感じているのだろうか、認知過程のどこが活性しているのだろうか、と自分自身に問いかけていこうと思いました。
  貴重な発表をしてくださった遠藤先生、嶋中先生、コーディネーターの首藤先生に感謝致します。ありがとうございました。
<文責:小島彰子・理学療法士・国府病院>

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2008年9月14日 (日)

第37回オープン勉強会報告

第37回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会が平成20年9月6日(土)午後3時より国府病院にて開催され、60人の方が参加されました。今回は過去最高人数でした。内容は第9回日本認知運動療法研究会学術集会の報告と金沢先生のイタリア研修第2弾、そして第1回認知運動療法フォーラムとして対談を行いました。(文責:荻野敏、国府病院)

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第37回 ETCAオープン勉強会に参加して

今回の勉強会は、7月の行われた学術大会の報告。イタリアはピサで研修中の金澤先生による講義、特に小児に対してのアプローチ。そして、今回初めてあった、認知運動療法フォーラムと盛りだくさんの内容でした。
 私としては、小児と関わることが多くなり、本場イタリアでの小児へのアプローチには、大変興味深く聞かせてもらいました。「訓練中のセラピストの観察態度」「訓練中の子供の観察態度」と各10項目もあり、それを1回の治療時間内で見ていかなくちゃならない・・・びっくりと大変さを感じました。でも、これが当たり前なんだとも思い、自分がどれだけ観察ができているのかと考えさせられました。しっかりとした観察が出来ないと十分な介助もできないし、方向づけることもできないと思いました。外部観察も後回しにはできないなあと改めて思いました。
 今回、初めて行われたフォーラムは、荻野先生と千鳥先生が、「認知運動療法との出会い、そして展望」をテーマに話されました。出会い、勉強方法、参考にした本、教育、臨床など幅広い話をされ、1時間位が、すぐに過ぎていきました。千鳥先生や荻野先生はこんな事を考えながら前に進まれているんだなぁと感じました。私自身も認知運動療法にはじめて出会った高揚感を思いだしました。やはり、初心に返ることは大切なことだと感じましたし、議論とかではなく他の人の話を聞くことが、自分もそこで考えることができる、フォーラムとしての形式の良さだと思いました。
 最後に「対話」としてプチ認知の樹がありました。またやられた感はありますが、対話が対等に話をする。同じテーブルに着く。その間に常に何かが介在する。これは、コミュニケーションとは違うものだと感じました。セラピストとして患者様とはコミュニケーションをとるのではなく対話をしなければならないと思いました。
 首藤先生、尾崎先生、佐藤先生、金澤先生、千鳥先生そして荻野先生ありがとうございました。今回は技術うんぬんよりも色々と考えることができた勉強会でした。

(文責:神谷 正実、老人保健施設尽誠苑)

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第37回ETCオープン勉強会に参加して。

 第9回全国認知運動療法学術集会報告では「意識」についてもう一度考えさせていただきました。患者様に回復に向かう意識経験を促していくには、日々セラピストが考える事が大切であり、自分自身の意識経験を学んでいくことによって、より良いアプローチが出来る様気をつけていきたいと思いました。
 金澤先生のイタリア研修記第2報では実際の小児での臨床場面を見せていただき、小児で認知運動療法を行う難しさを感じました。しかし、セラピストの観察態度や子供の観察態度の視点は小児に限らず、今の臨床でも共通するところがあると思い勉強になりました。
 フォーラムでは、教員をされてみえる千鳥先生と臨床場面にみえる荻野先生の両方の視点から話が聞けたことが良かったです。中でも私は「外部観察が出来てからこそ内部観察をすることができる」の言葉が心に残っており、色々な本を読んだり経験を増やしたり、自分の知識の世界を広げていきたいと思いました。
 そして、最後のプチ認知の樹では、映像を見ながら人と人との間で何が大切なのかを感じることができ、とても感動しました。これからも言語や感情などの人とのつながりのツールを大切にしていきたいと感じました。
 今回の勉強会で貴重な発表、対談ありがとうございました。

(文責:栗田香織、尾張温泉リハビリかにえ病院) 

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2008年7月13日 (日)

第36回ETCAオープン勉強会報告

第36回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会が平成20年6月28日(土)午後3時より国府病院にて開催され、31人の方が参加されました。内容は第9回日本認知運動療法研究会学術集会 事前発表3題、実技講習 「道具に触れる」を行いました。(文責:羽田真博、国府病院)

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36回ETCオープン勉強会に参加して
今回の勉強会では、マスターコース終了者1名対し、1~2名の参加者の方々でグループを組み「心理的道具」を含んだ「道具」の使い方や「なぜ道具が必要なのか」をディスカッションしていった。気が付けば100分ぶっとうしの学習の場であったが、100分という時間を感じさせないお互いの学習時間であった。私のグループはベーシック終了者2名であったが、自分自身がベーシック終了時の事を思い出しながら、ディスカッションの中で臨床場面でいつも考えている「最近接領域」はどこなのかを、見極めながら進行しつつ、自分自身の知識の確認、臨床時の道具の使い方、なぜ道具を使う必要があるのか、などを学習していった。自分の中で説明をしながら、まだ学習が不十分なところ、知識の曖昧な部分、説明の仕方など、色々な経験をさせて頂くよい機会であった。100分の中で指導的立場の経験は、過去の自分、現在の自分そして、将来への自分(もっとやらなくてはいけないということ)を気付かせて頂いた。このような機会を与えて頂いた、国府病院の羽田先生、愛知ETC運営委員の皆様に感謝いたします。

(文責:尾張温泉リハビリかにえ病院 作業療法士   尾崎正典)

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第36回ETCAオープン勉強会に参加して

 この度、私は初めてETCAに参加させていただきました。
初めに進藤先生、巾先生より言語記述について、首藤先生より身体イメージについての発表を聞かせていただき、その後鈴木先生には認知運動療法における道具の説明をしていただきました。
 以前からの私の問題点は『わからない事』『わかったつもりでいる事』が多く言語化できない事でした。この日も相変わらずであり、その為十分に質問できず、その場では消化不良を起こしてしまいました。懇親会の場で色々な先生とお話させていただき、なんとか消化は進みましたが、私にとって情報量が多く、まだまだ時間がかかっております。
一日でも早く吸収しようとはしますが、一つ吸収する時には一つが二つに分解され、二つが四つに分解され、『わからない事』が日に日に増えていきます。
 常に新しい『わかる事』と『わからない事』に出会っていく必要があるのだろうと感じました。
 ETCAの先生方は言語化を普段から意識している為か、質問に的確に応えてくださる方が多くとても勉強になりました、今後ともよろしくお願いします。
(文責:河村病院 理学療法士 佐藤晃嘉)

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2008年6月 5日 (木)

第35回ETCAオープン勉強会報告

第35回愛知県認知運動療法研究会(ETCA)オープン勉強会が平成20年5月24日(土)午後3時より国府病院にて開催され、51人の方が参加されました。内容は講義『認知理論』(間島大心 岡崎共立病院 作業療法士)・『認知運動療法における痛みの視点』(平井達也 西尾病院 理学療法士)を行ないました。(文責:佐藤郁江、岡崎南病院)

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 今回初めて、愛知県認知運動療法研究会に参加させて頂き、間島先生より認知理論について、平井先生より認知運動療法における痛みの視点という講義を聞かせていただきました。私は今年で臨床4年目となりますがどちらの講義も興味深く、自分にとっては今までとは違った視点での講義に感じました。
 今まで約3年間で整形外科疾患を中心に講習会に参加してきましたが、私が多く参加してきたのは、末梢機能へのアプローチによるものがその多くでした。徒手でのアプローチでその場での変化というところに固執していた面があったと思います。しかし効果としては私の技術不足というのもありますが、改善する方もいましたが、疼痛の変化の出ない人もいました。また、解剖学的・機能解剖的に、原因を明確にできず、痛みの原因すら探れないこともありました。今思えば、圧痛・運動時痛・安静時痛・炎症所見などがないが、「重い様な痛みがあります」といった、慢性痛を持った方も見られました。以前出た、全国学会の中で疼痛と情動といった公演を聞いた経験はあったのですが、ではどうしたらいいのかといった状態で、そのままになっていたことを思い出しました。また脳科学や、認知機能に対してへのアプローチもどうしていいかという状態でした。今後また参加させていただき、学びたいと思います。新たに、勉強しなくてはいけない部分や自分の臨床に足りていない部分に気づいた気がします。ありがとうございました。(文責:岡崎共立病院 理学療法士 尾山)

 今回の勉強会は私とって『理論の大切さの確認』と『痛みの解釈を聞き自分なりに考える』そんな時間となりました。
 間島先生の講義では、リハビリテーション理論の背景と、認知理論に沿って、どのように患者を理解していくのかを確認することができました。また、平井先生の講義では「痛み」について、今までの「超古典的」「古典的」な考え方と、「痛み」についての情報・認知的な視点での解釈を教えていただきました。
 患者が環境との相互作用を通して、どのように認知過程を使っているのかを考えいくことの大切さを確認できたし、痛みを注意からなる知覚である解釈から、どのように認知過程を使うのかを考えていくことで、痛みに対してアプローチできると思いました。他の先生方とのディスカッションを通して、また自分なりに考えていきたいです。
 プチ認知の樹では、佐藤先生の女性らしく、また力強い凛とした声にしてやられました。
(文責:国府病院 作業療法士 進藤隆治)

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